追い風でもなく向かい風でもなく、暴風の台風で、大会中止となってしまった。リングにさえ上がらせてもらえない形で、幕を閉じた赤城ヒルクライム2018。練習を重ねてきた我がチームペペローニしんせきのメンバーの落胆ぶりはSNSに投稿される酒ビンの画像が物語っていた。(比較的おじさんメンバーだけだが)。
その持って行きようのない不完全燃焼な気持ちを汲むべくチームライドをやろうとなったのだけれど、また、台風が来ていて流れそう。もう、やるなってことなんだと思う。
ま、いつでもできるじゃないかと言われればそうなんだけど、赤城は秋が深まって寒くなるんです。距離長いし。環境条件厳しいんですよね。しかも、
赤城ヒルクライムに照準を合わせてきたローラーが、ここにきてプツンときれてしまった。「もう、がんばらなくていいんだよ」という気持ちが筋肉に伝わり、「あ、そうなのよかった」と限界値を落としてくる。大会に向けてあわせてきた体との緊張関係が崩れてしまっているのは、私だけなんだろうか。
だけど、目標タイムがきれていない私は、とりあえず行っとかないと。
で、早朝、行こうかなやめとこうかなとかなり逡巡し、(私には珍しいこと)ここでやめる選択すると間違いなく楽な方向に流れるなと考え、ジャージに着替えた。
足重いし、前半で、遅れてるのわかったから、やめて帰ろうかと思った(同じことを思ったメンバーがいた)が、気がつくとてっぺんにいた。結果、2分遅れ、大きな宿題ができてしまった。
だーれもいない頂上で残念感いっぱいの気持ちで、寒いからレッグウォーマーを履こうとして、足が攣ってしまい、ひとり、のたうちまわっている私は、かなり疲れているらしい。
さっきメンバーのN氏にすれ違ったが、みんな、よくやるとなあと感心する。
さて、赤城は、これでたぶんオシマイ。タイム未達は、宿題。
次の山に向かって走り続けよう。