ライドの朝は早く起きる。(いつもだけど)
4:00,5:00という早さだ。
朝食は食べない。
ライドの後、美味しいパン屋さんに寄るからだ。(地球屋さんね)
Bianchi OltreXR3 をオンボロの軽バンに載せ、パン屋に向かう。
時間縛りがある私は、すぐ帰れるように先回りしておく。
山の朝だ。
スタート地点に向かう。
誰もいないまっすぐな道に森の緑がアーチになって
新鮮な酸素を肺いっぱいに吸い込む。
スタート地点に、レジェンドと呼ばれる男が現れる。
レジェンドと呼ばれる所以が今日のコース。
サングラスで、表情は見えない。
「さあ、行こう」とも言わず、
自販機で、ボトル補給したのを合図に、スタートする。
一年ぶりの、コースは、緑が眩しい。
森に入る前の序盤は、陽が眩しくて肌が焼けてくるが、
中盤の最初の坂道に入る頃には、ひんやりと森に包み込まれて心地いい。
通るクルマの数も少なく、
伝説の10番カーブを過ぎるころには、この道がステージのようだ。
あっという間に最終カーブを超えて、
ゴール地点で、森の静寂と空の青さを見上げる。
唐松好きな地元のグッドピープルなクライマーたちは、
みんな同じ景色をここでみる。
上っ面の真似事でないヒルクライマーが、ここで出会う。
素敵な事だと思う。ねえ、レジェンド。
さあ、腹が減った。
パン屋に向かおう。
【Bianchi.Birdy.Gios.etc自転車屋サイクルショップしんせき】
群馬県高崎市高関町315-6
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定休日/毎週水曜日
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