Bianchi屋@cycleshinseki店長のきのう、きょう、あした

サイクルショップしんせき店長ブログ

嬉しかったんです。自転車屋のクソオヤジですけど。

 たしか彼が高校に入学するときに、

散々悩んで迷って選んだ自転車だった。

高校生にしては、渋いクラシックタイプなので

とても印象に残っていました。

その後も、彼が大切に、丁寧に乗っていたのは

定期点検にしっかり来ていたので知っています。

彼は大学生になり、神奈川で生活することに

なり、引き続きこの自転車を使うことも承知していました。

昨日突然、親御さんが、自転車を持ち込んできました。

きっと、彼に頼まれて取りに行ったのでしょう。

簡単な修理なら神奈川であれば、たくさんお店があるはずなので

そこで済むはずです。しかし

私のところまで持ち込むというのは、なにか問題ありというのは

すぐ想像がつきます。

予想通り、大変な事になっており、最近の大手チェーン店なら

やらないでしょう。買い替えを促されます。いや、こういうご時世

だから、リスクある修理は受けないですよ。

なにかあるとすぐ星一つ、つけられてしまいますからね。

だけどね、私は受けました。

だってね、持ち込んできた親御さんは、文句をいいながらも、

どこか、嬉しそうな気がしたんです。

久しぶりに会えたからかな。そんなことでも無いと、関われないし、

離れて暮らしている息子にあえる理由ができたんだから。

わかるんです。この私も、娘が大学生のころ自転車のトラブルで

呼び出されて、文句をいいながらも嬉々として出かけていったんですよ。

あの時の気持ちがとってもわかるんです。

 

彼が、この自転車を永く乗り続けたいって気持ちと

親御さんの気持ちが、とても共感できたので、

私は、ちょっと嬉しかったんです。

 

自転車が単なる消耗品ではなく、

耐久消費財として存在すれば、

そこに愛が生まれるってことが

嬉しかったんです。

 

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