久しぶりのホームコースに戻ってきた練習だったから、トークライドで行きましょうってノリでやったのよ、朝練を。タイムも意識しないでさ。いろいろしゃべくりながら。 だいたいね、サイコンがあるから、ヒルクライムやっていても、あと、どのくらいのペースだとか、見慣れた道だと、この看板のところを何分で通過すれば、このくらいっていう目安が、誰しもあるはずなんですよ。でもね、そんなことばかり考えているうちは、ダメでね、 「おお、今日は、森が囁いている。」とか、 「遠くで獣の声が聞こえてる。」とか、思って登っているときが一番いい。 もう、ロードレーサーごと山の一部になっているわけですから。 新しいものをなんでも取り入れて、情報分析して、 パワーメーターとかの数値で、という走り方もありなんですけどね、私みたいなおじさんの古い体質だとそういうわけにいかない。 なんども、同じ道を繰り返しのぼることで、見えてくるみたいな。 例えば、同じ本をなんども読み返すと毎回、違う発見があるし、体でわかる。そういう本質的なもの。 それがヒルクライムの醍醐味じゃないかってね。 トークライドなのに結果（タイム）が良かったから、ちょっと 生意気なこと言っちゃってますけど。 でもね、ソロじゃなくて、仲間が一緒にいてくれたからってのも 大きいんですよね。特に私なんか、年下の友人にハッパかけられないとだめな方ですからね。そういう意味では、うちのチームっていいと思うんですよね。 ロー会をはじめてから、前のチームからはアップデートした形となった新生ペペローニしんせき、ジャージもリニューアルで、来年の大会が楽しみになってきました。
